プロジェクト紹介/現場レポート

  • 保健医療
  • 2015年11月 ~2016年03月
  • 非感染性疾患対策強化プロジェクト中間レビュー調査
【スリランカ】
非感染性疾患対策強化プロジェクト中間レビュー調査

スリランカ民主社会主義共和国(以下、「ス国」)では、2009年5月に30年近く続いた紛争状態にピリオドが打たれ、復興需要を中心とした内需拡大や、治安回復に伴う外国人観光客の増加が昨今の高度経済成長を牽引している。その一方で、人口の高齢化や生活習慣の変化に起因する非感染性疾患(Non-Communicable Diseases: NCDs )の増加が顕著であり、ス国の保健医療統計(2012年)によると、病院における5大死因疾患は、虚血性心疾患、悪性新生物(悪性腫瘍)、肺性心疾患、脳血管系疾患、呼吸器疾患などのNCDsである。中間レビューの対象となったプロジェクトは、ス国4州における二次医療施設(基幹病院)を対象とし、二次医療施設を中心とした健診から診断・治療への移行の円滑化と継続的な医療の提供を進めるためのNCDs管理のモデル構築を図るものである。当社は、同プロジェクトの中間レビューに際して評価分析を担当する専門家を派遣し、投入実績、活動実績、成果及びプロジェクト目標の達成状況を把握・分析するとともに、レビュー結果を合同評価報告書及び中間レビュー調査報告書に取りまとめた。

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