プロジェクト紹介/現場レポート

  • 保健医療
  • 2013年06月 ~現在
  • 技術協力プロジェクト
【シエラレオネ国】
サポーティブスーパービジョンシステム強化プロジェクト

10シエラレオネ国(以下「シ国」)では、1991年以降2002年まで内戦が続き国土は荒廃し、国家の経済、社会、保健、教育開発は大きな打撃を被った。中でも、平均寿命、妊産婦死亡率、乳幼児死亡率などの保健指標は他のアフリカ諸国と比較しても極端に低い状態が続いてきた。

 2010年、母子向けの保健医療サービスを無料提供する「フリーヘルスケア・イニシアティブ」が導入され、利用者数は大幅に増加した。しかし国家の財政難に起因し、一次及び二次診療施設における人材不足、医薬品や医療消耗品の不足は深刻な状況であり、提供される母子保健サービスの質には課題が残っている。適切なサービスを提供するための解決策の一つに、中央(保健衛生省)から県保健管理局へ、そして県保健管理局から地域の一次及び二次保健施設に対する、支援的要素を含めた包括的サポーティブ・スーパービジョン(ISSV)が正しく実施され、そこで明らかになった課題が解決されていく必要性が重要課題の一つとしてシ国保健政策に盛り込まれた。シ国政府から技術協力の要請を受けたJICAは、当該プロジェクトを通じて、全県においてISSVがサイクルとして適切に運営され、結果として劣悪な母子保健指標(予防接種率もその重要な一つ)が改善されることを目的に技術移転を行っている。当社は専門家を派遣し、カウンターパート(C/P)である保健衛生省の関連部局の代表からなる運営委員会を後押しして、プロジェクトの全体運営を行いながら、研修を通じたC/Pの能力向上と、ISSVサイクルに関連して実践される活動(計画、実行、評価・報告、改善等の作業)を技術的に支援している。

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